型紙の使い方【縫い代】

型紙には様々なタイプがあります。

ここでは縫い代が付いた型紙と、縫い代が付いていない型紙の解説をします。

縫い代付きの型紙

縫い代の外側で布をカットすればそのまま縫えて、余計なことを考えなくていいので私は大好き!

しかし、注意もあります。

メリット、デメリットをご紹介します。

縫い代付き型紙のメリット

縫い代の幅を考えずにカットしてOK!そのまま使えるのはとっても魅力的。

デザインがよく似た型紙でも、縫い代の幅は異なります。

アームホールは0.8〜1cmだし、脇は1〜1.3cm、場合によっては1.5cm…

色々な理由でミリ単位で幅が異なるのです。

裁断するぞ!と思って型紙を置いて、さぁ、縫い代の幅を決めるぞ…って、結構シンドイ。

布を買って放置。

最後まで仕上げずに眠らせてしまった…

なんて経験はありませんか?

縫い代のことを考えていたら、初心者さんには難しくって挫折してしまいますよね。

縫い代付き型紙は、裁断から縫い始めまでがスムーズ◎

縫い代付き型紙のデメリット

縫い代幅が決まっているので、アレンジしにくいというデメリットがあります。

縫い代幅は布の厚みに合わせて変えることがあります。

他にも縫い代の始末方法によって変えたりと、アレンジする際に手を加えます。

既に縫い代が付いた型紙の場合、書き換える手間があったり、元々の縫い代と混乱したりと

型紙をアレンジして使うことが多い中級者や上級者の方の場合は、縫い代がない型紙の方が使いやすいかもしれません。

縫い代なしの型紙

縫い代なし型紙のメリット

布の厚み、縫い代の始末方法をアレンジできます。

例えば、洋裁の本に

縫い代はロックミシンで始末して

などと書かれていて、ロックミシンを持っていない場合、どう処理をしますか?

切りっぱなしの布端は、細かい糸が出てきてとっても着にくいと思います。

私はロックミシンを持っていなかった頃、よく使っていた始末方法は

  • 袋縫い
  • 折り伏せ縫い
  • パイピング

でした。

とっても綺麗に仕上がり肌あたりもいいので、ロックミシンよりも好きな始末方法です。

しかし、袋縫いや折り伏せ縫いの場合、縫い代が多めにとっていないと縫製が難しいです。

このような場合は、あらかじめ縫い代幅が決まってしまっている縫い代付きの型紙よりも、縫い代を自分で決めて付けられる、縫い代なしの型紙の方がスムーズです。

縫い代なし型紙のデメリット

型紙に知識がない場合、どうやって縫い代を付ければいいのかわからないと思います。

まず型紙の製図知識を身につけないといけないので、難しく、時間もかかります。

それに、カーブの部分(アームホールとか)の縫い代を付け足すのは結構難しい…

初心者の方、面倒くさがりの方は、縫い代付きの型紙がオススメ。

まとめ

縫い代付き型紙

  • 初心者、面倒くさがりさん向け
  • 裁断の手間が少ない
  • アレンジしにくい

縫い代なし型紙

  • 製図知識のある方向け
  • アレンジしやすい

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