型紙の修正方法【トップス】

あなたの服作りをもっと楽しく!

服作りが好きなあなたへ。既製品の洋服を参考に、自分だけのオリジナルの服を作りたいと思いませんか?そんな時に役立つのが「型紙修正」です。

型紙修正とは、既製の型紙を少しだけ調整し、自分の体型や好みに合わせて服を作ること。市販の服では物足りない、もっと自分に合った服を着たい、そんな願いを叶えるための第一歩です。

型紙修正のメリット

  • 自分だけのオリジナル服が作れる:既製品にはない、あなただけの特別な一着を作ることができます。
  • 体型に合った服が作れる:市販の服では合わない部分も、型紙を修正することでぴったりと合った服を作ることができます。
  • 服作りの幅が広がる:既製の型紙だけでなく、様々なデザインに挑戦できるようになります。
  • 服作りがもっと楽しくなる:自分だけの服を作る過程は、とても楽しいものです。

初心者の方でも簡単にできる型紙修正の方法を、図解を交えてわかりやすく解説していきます。

服作りの経験が少ない方も、ぜひ挑戦してみてください。きっと、服作りがもっと楽しくなるはずです。

トップスの型紙修正:身幅編

身幅を縮める

なぜ縮めるのか?

  • ぴったりとしたシルエットにしたい場合: 体にフィットしたスタイリッシュな印象にしたいときに、身幅を縮めます。
  • オーバーサイズからジャストサイズにしたい場合: トレンドのオーバーサイズシャツを、自分の体型に合うように調整したいときにも有効です。

どこをどのように修正するか?

  1. 中心線を引く: 型紙の中心を縦にまっすぐ引き、カットします。
  2. 縮める量を決める: 左右対称に、縮めたい量だけ重ねます。
  3. 余分な部分を切り取る: 余分な部分を切り取り、貼り合わせます。

注意点

  • 前後身頃を均等に縮める: 片側だけ大きく縮めると、バランスが悪くなってしまいます。前身頃だけでなく、後身頃も均等に縮めるようにしましょう。
  • 肩幅とのバランス: 身幅を縮めると、肩幅とのバランスも考えなければなりません。肩幅も少し調整する必要があるかもしれません。
  • 袖幅とのバランス: 脇で縮めると、袖幅も縮みます。全体のバランスを見ながら調整しましょう。

袖幅や袖パターンの修正は少し面倒です。

修正しなくていいように、複数箇所(脇や身頃の中央など)で均等に縮めましょう。

身幅を広げる

なぜ広げるのか?

  • ゆとりが欲しい場合: シャツの中に重ね着をしたい場合や、リラックスした着心地を求める場合に、身幅を広げます。
  • ぴったりしすぎて窮屈に感じる場合: 体型に合わないシャツを、自分の体型に合うように調整したいときにも有効です。

どこをどのように修正するか?

  1. 中心線を引く: 身幅を縮める場合と同様に、型紙の中心を縦にまっすぐ引きます。
  2. 広げる量を決める: 左右対称に、広げたい量だけ中心線から外側に線を引きます。
  3. 型紙を分割する: 新しく引いた線に沿って、型紙を分割します。
  4. 分割した型紙を貼り合わせる: 分割した型紙の間に、広げたい分の紙を挟んで貼り合わせます。

注意点

  • 両脇を均等に広げる: 身幅を縮める場合と同様に、片側だけ大きく広げると、バランスが悪くなってしまいます。
  • 肩幅とのバランス: 身幅を広げると、肩幅とのバランスも考えなければなりません。肩幅も少し調整する必要があるかもしれません。
  • 袖幅とのバランス: 脇だけで広げると、袖幅も大きくなります。全体のバランスを見ながら調整しましょう。

袖幅や袖パターンの修正は少し面倒です。

修正しなくていいように、複数箇所(脇や身頃の中央など)で均等に広げましょう。

トップスの型紙修正:着丈編

着丈を縮める

なぜ縮めるのか?

  • ジャストサイズにしたい場合: 着丈が長く、チュニックのようになってしまったり、パンツインすると中で布がゴワつくようなときに。
  • シルエットの変更: 着丈が短いシルエットに、デザインを変更したいとき。

どこをどのように修正するか?

  1. 縮める分量を決める: 縮める分量を、前下がりで5mm前後、残りをウエストと裾で均等にします。
  2. 型紙を分割し、切り取る: ウエストで型紙を分割し、ウエストと裾両方で均等に切り取り、縮めます。ネックライン+肩線は移動させます。(コピーして貼り付けるか、手書きで書き込む)
  3. 型紙を貼り合わせる: 分割した型紙を貼り合わせます。

注意点

  • 後見頃も縮める: 後見頃も同様に縮めましょう。
  • バストラインを基準に: バストライン(上半身の中心)を基準に、上下にギュッと縮めるイメージです。裾だけ縮めたい場合はネックラインは触らなくてOK。
  • アームホールとのバランス: ネックラインも下げる場合、肩線も一緒に下げる必要があるので、アームホールの調整が必要になる場合があります。
  • 裾広がりのシルエット:裾広がりのデザインの裾部分をカットすると、裾廻りが小さくなります。必要に応じて調整しましょう。

着丈を伸ばす

なぜ伸ばすのか?

  • 着丈が短い場合: 着丈が短く、しゃがむと背中が見えてしまったり、パンツインで丈が足りないようなときに。
  • シルエットの変更: 着丈が長いシルエットにデザインを変更したいとき。

どこをどのように修正するか?

  1. 伸ばす分量を決める: 伸ばす分量を、前下がりで5mm前後、残りをウエストと裾で均等にします。
  2. 型紙を分割し、間を空ける: ウエストで型紙を分割し、ウエストと裾両方で均等に間を空けます。ネックライン+肩線は移動させます。(コピーして貼り付けるか、手書きで書き込む)
  3. 型紙を貼り合わせる: 分割した型紙を貼り合わせます。

注意点

  • 後見頃も伸ばす: 後見頃も同様に伸ばしましょう。
  • バストラインを基準に: バストライン(上半身の中心)を基準に、上下に広げるイメージです。裾だけ広げたい場合はネックラインは触らなくてOK。
  • アームホールとのバランス: ネックラインも上げる場合、肩線も一緒に上げる必要があるので、アームホールの調整が必要になる場合があります。
  • 裾広がりのシルエット:裾広がりのデザインの裾部分を広げると、本来のフレア分量にならないことがあります。必要に応じて調整しましょう。

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